目次
フローリング直貼り工法とは
フローリング直貼り工法はRC造など、主にコンクリート下地に用いられる工法です。
そのため、戸建て住宅にはあまり使われておらず、公共施設やマンションなどに見られます。
木造住宅の場合には、おのず木下地になるため根太張り工法が一般的ですが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合床がコンクリートになります。
その場合には主に、二通りの工法が存在します。
乾式二重床で床下地を作り根太張りにて施工する工法か、コンクリートに直に貼りつけていく工法です。
工法の違いは構造や建物に対する考え方によって分けられるため、どちらが正しくどちらが良いとは言えません。
ただ、張替えにおいては基本的に同様の施工方法が適しています。
直貼り工法
フローリング直貼り工法における注意点
フローリングの直貼りを行う際に、注意しなければならないことがあります。
それは、下地の含水率や、レベルの精度です。
また、躯体が湿式工法なため、人の手による仕上がりになります。
職人さんにもよりますが、補修によって高さを調整する必要があります。
直貼りは根太貼りと違い、気を付けることが多いです。
フローリング直貼り材の厚み
コンクリート下地は、水平でなければいけません。
特に取り合いは逆チリにならないように気をつけて貼っていきます。
フローリング直貼り材には、9mm~15mmなどがあります。
リフォーム用のフローリングと違い新築時には、遮音性能も求められるため適切なフローリングを選ぶ必要があります。
フローリング直貼りに捨て貼りは必要なのか
フローリングを直貼りするにあたり、基本的に捨て貼りは必要ありません。
しかし、下地の精度によっては貼ることで水平さが確保できます。
いずれにせよ下地のレベルに影響を受けるため、下地の精度を高めておくことが理想です。
既存直貼りフローリングを剥がす
フローリングリフォームを行う場合、既存の直貼りフローリングを剥がす必要がある場合には、密着の具合によって剥がす手間が違います。
当然ですが、剥がすのが大変であれば大変であるほど時間が掛かります。
また、剥がした後も下地に残ったボンドを取り除く作業が必要です。
どのフローリングリフォームを行えば、効率が良いのかも検討する必要があるといえます。
捨て貼りの上にフローリング直貼りは可能か
捨て貼りした上に直貼りを行うこともあります。
ただ、貼り方が難しくなるため専門の業者に相談してください。