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床材の見分け方【フローリング】【フロアタイル】【クッションフロア】の違いとは
最近の合成床材って本物の素材みたいになってきてて凄いんですよね!
プロの私が見ても「おおっ!かなり木っぽいなぁ」「これシートなの???」って時があります。・・一昔前ならもっと分かりやすかったんですが・・
使われている材料を特定したいけど・・なかなか見分けがつかない。床材を選ぶにも補修するにも、材料について分からなければ正しい判断ができません。そこで、それぞれの床材の特徴について書いてみました。「やめとけばよかった」なんてならないようにするためにも特徴を把握して判断することが大切です。
床の張替えを考えた時、床材選びに悩むでしょう。
床材の中ではフローリングが人気ですが、他にもフロアタイルやクッションフロアも選ばれています。
実は、フロアタイルやクッションフロアにはフローリングそっくりに加工された商品があります。
これらの床材、パッと見では区別がつかないかも知れません。
実際にお客さまの中には、フロアタイルやクッションフロアをフローリングと間違えている方がいます。
それほど、加工技術が凄いともいえます。
ただ、フローリングにそっくりだからといって、選んでしまうのには問題があります。
なぜなら、遮音性や耐薬品性、耐摩耗性、車椅子対応など必要とする性能があるか分からないからです。
本来、張替える床材は住まい方や、建物の使用目的によって選ばなければなりません。
必要な性能がなければ、【直ぐに剥がれてしまった】【階下の方に足音で注意されてしまった】など後に床のトラブルに原因になってしまいます。
床材の種類と性能
◆フローリング◆
フローリングは基本的に上張り用のリフォームフロアでなければ厚みがあります。そのため目地も深くしっかりとした印象があります。
◇フローリングか確かめるには◇
『既存の床は硬いですか?たたいてごんゴンと重い音がするようなら、フローリングかフロアタイルだと思います。それでも見分けがつかないのであれば、目地をみてみましょう。目地が深く茶色だったりすればよりフローリングの可能性が高くなります。また、目地の隙間からちっちゃな木くずが出てくるようであれば、かなりの確率でフローリングです。自分では、爪でこすったりしますが、欠けてしまう恐れもあるのでご注意を!他にも戸当たりを外したり、サッシの外側から断面が確認できるかもしれません。ただ、戻せなくなるような場合にはおすすめできません。
◇フローリング材について◇
フローリングと呼ばれる床材には、大きく分類すると複合フローリングと無垢フローリングに分けられます。
無垢フローリングは天然木の一枚板で作られたものです。
質感や肌触りは木本来のものであり、木目も一枚一枚違う美しさがあります。樹種によって色味が違い、張り付けていくことで唯一無二の表情を造り出します。時の経過と共に風合いが変化するのも無垢材ならではの愉しみといえます。
また、浮造り加工やなぐり加工などの伝統的な表面技法は無垢フローリングに一層豊かな味わいや格好良さを与えます。
一方の複合フローリングは、合板を貼り合わせて作られ表面に化粧材を貼り合わせます。
用いる化粧材によって、性能が違います。天然木を薄くスライスして表面に張付けられたタイプや、特殊加工された樹脂化粧シートが貼り付けられタイプのものがあります。スライスしたものが高価で、シート材の方が安価です。
複合フローリングは加工することにより耐摩耗性や耐薬品性、耐衝撃性、車いす対応などの性能を付加することができます。
バリエーションも豊富で、無垢の風合いに近づけられているフローリングもあります。
色味も白などの薄い色から濃い色、中間色など多くあり、お好みの色が選びやすいです。
メーカーによって違う特徴があります。
◆クッションフロア◆
クッションフロアは、柔らかく傷が入りやすいです。もし傷が入って木でなければクッションフロアの可能性が高いです。傷やめくれがあれば、見てみることで判断できるかもしれません。
◇クッションフロアか確かめるには◇
『クッションフロアは比較的柔らかい材料です。そのためクッション性があれば、そうである可能性が高くなります。アパートの場合には、床材のコストを抑えるためクッションフロアが良く使われます。マンションや戸建ての住宅の場合にはフローリングが良く使われます。ただ、遮音フローリングが使われているのであれば、区別するのは難しいです。こちらもクッション性があるからです。クッションフロアが一枚ほどで全体に張られているのに比べフローリングは一枚いちまい張るため数百枚の床材から構成されています。そのため踏んだ時に一枚を軸に沈むのか、ほとんど変化がでないのか違いが出ます。また、目地の隙間からちっちゃな木くずが出てくるようであれば、かなりの確率でフローリングとなります。こちらも戸当たりなどで調べることができるかもしれません』
◇クッションフロアについて◇
クッションフロアは、シート状の床材になります。字の通りクッション性があり、衝撃吸収性に優れます。水に強い特徴があるため、洗面所やトイレ、キッチンなどの水回りに採用されることが多いです。中間層に発泡塩化ビニルを使うことでクッション性を高めています。
厚さは1.8~3.5mm程度が一般的で、汚れが落としやすいの特徴がります。
また、メンテナンスも簡単で単価が安いため、採用しやすいです。一昔前と比べ最近では柄や色も豊富になり、デザインが良くなっています。ただ、フローリングやフロアタイルに比べ耐久性に劣ります。
◆フロアタイル◆
フロアタイルとフローリングの見分けが難しいかもしれません。ただ、こちらも薄く目地も薄いイメージです。厚み感がなければフロアタイルの可能性が高いです。リフォームフロアはこのフロアタイルであることも多いです。
◇フロアタイルか確かめるには◇
『フローリングとの見分けが難しいかもしれません。
それほど似せる事ができるからです。ただ、無垢のフローリングには裸足で歩いた時に温かさがありますが、フロアタイルの場合、プラスチックのような樹脂なので冷たいです。またフロアタイルは3ミリ~と薄く、フローリングはだいたい12ミリ以上の厚みがあります。納まりや張り仕舞いのカット面が見られれば判断できるかもしれません。また、目地の隙間からちっちゃな木くずが出てくるようであれば、かなりの確率でフローリングです。』
◇フロアタイルについて◇
塩ビタイルという名で呼ばれることもあります。
クッションフロアが”塩ビシート”なのに対しフロアタイルは”塩ビ素材のタイル”です。クッションフロアはクッションがありますが、フロアタイルはクッション性がありません。
傷に強く、硬く丈夫にできています。その丈夫さから土足の店舗などにも使われるほどです。パッと見ただけではフローリングと区別がつかない程のリアルさも採用されやすい理由といえます。
リアルさにこだわったものが多く、本物の床材に変わりに使われることが多いです。
また耐久性や質感だけでなく施工性、メンテナンス性にも優れています。
最後に
いかがだったでしょうか?
それぞれの床材の特徴と違いはお分かりいただけましたでしょうか?
クッションフロアが最もコストに優れますが、耐久性ではフロアタイルやフローリングが優れています。ただ、それぞれにグレードがあります。クッションフロアの高いものがフロアタイルの安いものと同じ値段であったり、店舗用のクッションフロアになれば一般的なフロアタイルと同様のコストになります。
どのように床を使うのか目的を明確にしてから床材を選びましょう。
もちろん私たちでも、床についてご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。
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