フローリングの貼り方とデザイン張り

フローリングの貼り方のパターンとは

長野市フローリング張替え工事一概にフローリングといっても貼り方は色々あることはご存知でしょうか?
一般的な戸建て住宅には、定尺張りや乱尺張りという貼り方が用いらることがほとんどですが、公共施設などではデザイン張りにすることがあります。
素材が同じフローリングだったとしても、まるで違った印象になるのがデザイン張りなのです。
それでは、一般的な貼り方~デザイン張りまでどんな貼り方があるのか見ていきましょう。

定尺張り

フローリングの張り方「定尺張り」
最もスタンダードな張り方です。
一定の決まった寸法(定尺)のフローリング材を一定の幅でずらして、部屋の壁に対して平行又は垂直に張っていく方法であり、「りゃんこ張り」「ずらし張り」「レンガ張り」とも言われています。
ずらす幅は材の半分ずつや3分の1ずつと揃えて張っていきます。
規則性があり整然としたシンプルな印象になるので、部屋をすっきりと見せたいとき、見た目の床の主張を極力抑えたいときに採用します

同じ寸法のフローリングを、一定にずらして張る方法をりゃんこ張り、またはずらし張りといいます。
特に長さの半分の寸法ずつずらす方法を、レンガ張りと呼ぶこともあります。
3尺ずらし、1尺ずらしなど、ずらす寸法によって、並べ方も変わりますが、木口のつなぎ目を直線上に合わせることで整然とした印象を与えます。

乱尺張り

フローリングの張り方「乱尺張り」

乱尺とはフローリング材の長さが一定ではなく、一般的には300mm以上のさまざまな長さのフローリング材の四方に本実加工を施したものです。

定尺張りと同じくスタンダードな張り方で、部屋の壁に対して平行又は垂直に張っていく方法です。
定尺張りとの違いは、フローリング材のそれぞれの長さが一定ではなくバラバラであることです。
そのため、乱尺張りは張る前に材を床に仮置きして、全体のバランスを見るワンステップが必要です。
短い(又は長い)材料が一部に偏ったり、材のつなぎ目が縦に揃ってしまったりアンバランスになったりしないように注意します。
乱尺張りの良いところは、材の長さをそろえる必要がないので、半端なロスの部材が出にくく、コストを抑えられるところにあります。
また、つなぎ目がランダムに配置されるので、見た目にリズムが生まれ単調になりすぎないメリットがあります。

木目の特徴的な樹種やカットされる部分によって味が異なる樹種を使うとより一層フローリングが引き立ちます。

定尺張りと異なり、一定の材料を一定の寸法で揃えていく必要がありません。
最も、材料のロスが少ない工法です。
比較的安く仕上げられる傾向があります。

斜め張り

フローリングの「斜め張り」

定尺張り・乱尺張りが壁に対して平行又は垂直に張るのに対して、斜めに材を貼っていくのが特徴です。
向きを変えるだけで一気におしゃれに見え、個性的な空間を演出できます。
隣続きの部屋とはっきりと印象を変えたいときや変形の部屋に採用したり、狭い空間に奥行き感を持たせたいときにも有効です。

斜め張りの注意点としては、定尺張りや乱尺張りと比べて材料が余りがちになるところで、コストをかけてでもオリジナルの空間を作りたいときにおすすめです。
床の主張が強く個性が出る張り方のなので、ここぞという見せ場の空間に採用し、インテリアコーディネートもじっくりとこだわったものにすると、より一層おしゃれ感が引き立ちます。

市松張り

フローリングの「市松張り」
同じ長さの木の小片を組み合わせて正方形の1枚のパーツを作り、縦横交互に(市松柄に)張り合わせていく方法です。
リズミカルな印象になるため、他とは違う個性を演出するときにおすすめです。

組み合わせる木の色や木目をランダムに配置することで、積み木のようなレトロポップな印象に仕上げることもできます。
また、色の選び方でも、レトロになったり、上品になったり、雰囲気が変化するスタイルです。
かつて、小学校の床にも多く用いられていたので、懐かしくてほっとする印象に仕上げることも可能です。

ただ、市松張りの注意点としては、施工にとても手間がかかるため、コストアップになる可能性が高いことが一つ。
そして、通常のフローリングと違い縦横に並べていくため、乾燥収縮により隙間のバラバラ感が目立ちやすいことが挙げられます。

これは木目の縦方向と横方向で収縮率が違うために起こります。

網代張り(ヘリンボーン)

フローリングの「網代張り/ヘリンボーン」

北欧やフレンチなどの海外スタイルが似合う人気のデザイン。ヴェルサイユ宮殿でも使われている張り方で、洗練されたオシャレな雰囲気が特徴です。

フローリングの「ヘリンボーン張り」とは。一定の長さの木材を平行に並べるのではなく、木材の小片の角と角をあわせてハの字に組み合わせていく方法です。
また、ハの字の頂点に当たる部分をそれぞれ45度にカットして突き合わせた方法を「フレンチヘリンボーン」と呼ぶこともあります。

通常のヘリンボーンよりもシャープな印象になります。
ヘリンボーンはおしゃれな個性を演出できる一方で、コストが高くついてしまうこともあります。

一定の長さの木材を使用するため、部屋の隅でカットした木材は使い回ししにくく、材料費・施工費ともに余分にかかってしまうためです。
ちなみに、ヘリンボーン張りを採用している有名な建築物といえば、ヴェルサイユ宮殿があります。

格式があり高級感のあるイメージですが、樹種や色合いの選定によって今どきのおしゃれなインテリアに仕上げることも可能です。

寄木張り

フローリングの「寄木張り」

寄木張りの意味合いは広く、無垢木材の小片を使い模様に張り上げることです。
そのためヘリンボーンや市松といった張り方も寄木張りと呼ばれることがあります。
明治・大正時代に建てられた洋館にこの寄木張りが採用されたことから、クラッシックな雰囲気も感じさせるデザイン性の高いフローリングに仕上げることができます。

他の人とは違うオリジナルな空間を作りたいときにはもってこいの方法です。
一般的なフローリングの張り方よりも床の存在感が強くなってしまいますが、レトロ、クラシック、ヴィンテージなどをテーマとしてインテリアコーディネートを上手にすることで、その床の良さが何倍にも引き立ちます。

市松張りやヘリンボーン張りのように、長い1枚板ではなく小片の木材を組み合わせて模様を作る張り方全体を指し、パーケットと呼ばれることもあります。

朝鮮張り

フローリングの「朝鮮張り」

朝鮮半島の古い民家によく見られた張り方のひとつです。短い素材を広い空間に張り上げ、整然と落ち着いた雰囲気をつくるのに効果的です。
あまり日本では見かけない、珍しいタイプのもので、朝鮮張りという張り方があります。この朝鮮張りとは、まず、横に同じ長さの数枚の木材板を並べて張って、次に、縦の部分に、筋のように長い木材を入れる張り方です。
この朝鮮張りは、朝鮮や韓国の古民家などで、古くから使われてきたフローリングの張り方になります。
朝鮮張りは、昔の朝鮮や韓国では、木材が豊富になかったことから、なかなか揃った木材を手に入れることが難しく、木材の厚みや形が不揃いのものを、なるべくキレイに並べて張るための工夫された張り方です。
横の板のキレイな並びと、縦に入った板で、見た目も締まっていて整って見える、落ち着いた雰囲気に仕上がりになる張り方になります。

すだればり

フローリングの「すだればり」

同じ長さのフローリング材を巾方向の接合面をそろえて張る方法をすだれ張りといいます。すだれ張りというと天井によくされる張り方ですが、この手法を床に応用した張り方です。
一見、朝鮮張りと似ていますが、違いは長尺材を入れないのが特徴です。

すだれ張りという張り方もあります。こちらは、その名のとおり、夏に日差しよけのために窓辺にかける、すだれに似ている張り方からきた呼び名になります。
こちらは、同じ長さの木材を横に並べて張っていく方法です。
このすだれ張りにすると、同じ方向に板がキレイに並ぶので、部屋全体が落ち着いた雰囲気でまとまります。
同じ方向に並べることで、広がりも期待出来る張り方なので、部屋が広くスッキリとした印象になる張り方です。
朝鮮張りとは違うのは、途中途中に、縦の長い木材が入らないということです。
昔は、天井でも似た手法のものが使われていて、こちらは、すだれ張り天井と呼ばれていました。床の木材とは違い、他の材料を使って天井などにもよく使われていた張り方になります。

バスケットチェック張り

フローリングの「バスケットチェック張り」

細長いピースと正方形のピースを組み合わせた張り方のことを言います。
見た目が「かごを編んだように見える」ことからバスケットチェック張りという名前がつけられました。
2つのピースのバランスが上品さを醸し出してくれ、直交するデザインがモダンな中にも、適度なクラシカルな印象を与えてくれる張り方です。

サテン張り

フローリングの「サテン張」

同じ長さのピースを2枚並べて、その木口に巾の2倍の長さになる長方形のピースを配置する張り方のことを言います。
生地の織り方にある「朱子織」に似ているため、サテン織りと名付けられました。サテン張りは、見た目がとてもリズミカルな感じに仕上がります。

フローリング流し張り

フローリングの「流し張り」

フローリングを部屋の方向に沿って、まっすぐに配置していく「一般的なフローリングの張り方」です。

フローリング色合い調整の考え方

フローリングの製造工程において様々な木目や色合いなどがあります。
赤身が強い物など節が際立つものなど、全てが一緒ではありません。
梱包されてきた、フローリング材には偏った色味が入っていることがあります。

そのままでは、張りあがりにバラつきができます。
一度使うフローリング材を並べてみることでバラつき感を防ぐことでができます。

フローリングの貼り方向の考え方

フローリングを張る時に、意外と大切なのが木材を張る方向です。
張る方向は、部屋に対して長い方向がいいのか、または短い方向がいいのかとの疑問を持つ方もいるでしょう。
一般的には、壁の長い方に合わせて、木材の長い部分を添わせて張っていく方法を使う場合が多いと言われています。
この長い方の壁に添わせる方法で張ると、視覚効果で、部屋を長く広く見せる効果が期待できます。
このことがよく分かるのが狭い空間で、特に分かりやすいのが、ウォークインクローゼットや廊下などの空間です。
フローリングの継ぎ目や板の向きや流れ、張る方向によって広さまで違って見えてくるので、フローリングの張る方向は、とても大切になってきます。

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