目次
上張り用フローリングとは？
みなさんこんにちは
フローリング職人の保坂です。上張りフローリングってリフォームに最適で、徐々に人気が出てきているんです。では、どんなリフォームなんでしょうか？
上張りフローリングとは、床のリフォームや模様替え時に利用される施工方法の一つです。
この方法では、古くなったり傷ついたりした既存のフローリングの上から、新しいフローリング材を重ねて張っていきします。
特に解体作業や下地調整が不要なため、工期を大幅に短縮できる上、コスト削減にも繋がります。
上張り工法の最大の魅力は、既存のフローリングを剥がす必要がなく、その結果発生する廃材が出ないことにあります。
環境に優しい選択肢とも言えます。
また、上張りフローリング材は1.5ｍｍ～と薄い材料が多く、既存の床高さに影響しにくいです。
また、一部の上張りフローリング商品には、床暖房に対応しているものもあります。
快適な設備環境を維持しつつ、フローリングの見た目を新しくすることができます。
上張りフローリングは、コストパフォーマンス、施工の手軽さ、環境への配慮など、多くのメリットを兼ね備えたリフォーム方法です。
上張り用フローリングの種類WPBとは？
最近の上張りフローリングは一昔前と比べ見た目も質感も進化しているんです。
一概にフローリングといっても、様々な種類があります。
無垢材や複合材がありますが、特徴がそれぞれ違います。
また、プラスチックなどの素材を使いフローリングのような加工した製品もあります。
WPB上張り用フローリングは、フローリング調に加工された上張り用の床材です。
それでは、WPBフローリングにはどんな特徴があるのでしょうか？
◆WPBの意味とフローリングの特徴◆
WPBとはWood Plastic boardの略称でポリプロピレン樹脂に木の粉末を練りこんでパネル上に整形した建材の一種です。
何か樹脂とのハイブリットなので強そうですよねー！
このWPB、新しい床材として室内の上張り用フローリングに広く使用されています。
WPB系上張り用フローリングはプラスチック並みの耐久性を有しています。
室内のフローリングは歩く衝撃や家具の重量など傷つきやすいため高い耐久性が求められますが、柔らかい天然木は日常のちょっとした衝撃でも傷がついてしまいますがWPBフローリングはプラスチック並みの耐久性で少々の衝撃では傷つきません。
建材寿命も長いので美しいフローリング面の状態を長期間にわたってキープできます。
基本的な性能がプラスチックに近いWPBは優れた耐水性を発揮します。
水をこぼしても吸収しないのでタオルなどですぐに拭き取れます。
醤油など色のついた液体もシミになることなく美しい状態を保てます。
◆WPBフローリングのデザインと見た目について◆
木目がリアルですよね！木の質感が凄くて実際に張っていくと本物のフローリングと錯覚してしまいます。
木粉が練りこまれたWPBの見た目は天然木そっくりです。
色調や木目などもエンボス加工と木粉の練り込みにより天然木の自然な風合いを再現しているので、ぱっと見でWPBと天然木を見分けるのは困難なほどの品質です。
※ウォールナット柄の（シート）WPCフローリング
防汚性が高いので汚れが付着しにくく、きちんと手入れをすれば美しい状態を簡単に維持できます。
水回りに強いのでキッチンや洗面所などのリフォームにも最適です。
WPBは製造段階で見た目を簡単に変えられるのでホワイト系からブラウン系まで自然な風合いを残しつつさまざまなカラーの床材が製造されています。
※メープル柄（シート）WPBフローリング
天然木では不可能な色合いのフローリングもWPBなら自然な風合いを残しつつ違和感なく仕上げられます。
木目調以外にも珊瑚石柄など石材風に仕上げられたものもあります。
※ホワイトオニックス柄（シート）WPBフローリング
WPB系上張り用フローリングの価格は天然木の上張り用フローリングよりも5～10％ほどと安めです。
天然木は素材により価格差が大きいので一概には言えませんが、全体的な傾向としてはWPBのほうが安価です。
見た目を基準に比較すると安価な天然木フローリング材は節や木目のばらつきが見られますが、WPBならバラつきがなく品質は均一です。
安価で見た目も耐久性も優れるWPBは上張り用フローリング材として優れたコストパフォーマンスを発揮します。
※チェリー柄の（シート）WPBフローリング
※オーク柄の（シート）WPBフローリング
※ホワイトオーク柄の（シート）WPBフローリング
※ヒノキ柄の（シート）WPBフローリング
※珊瑚石柄の（シート）WPBフローリング
◆最後に◆
いかがだったでしょうか？
WPB系上張り用フローリングの特徴はお分かりいただけましたでしょうか？
床材の中でも性能の高い材料を選ぶことで良い状態を保っていくことが出来ます。
デザインも良く性能が高い上張りフロアのご紹介でした。
フローリングの張替を検討しているのであればWPBフローリングの採用も考えてみてはいかがでしょうか？
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