フローリング直貼り工法とは

フローリング直貼り工法とは

フローリング直貼り工法はRC造など、主にコンクリート下地に用いられる工法です。
そのため、戸建て住宅にはあまり使われておらず、公共施設やマンションなどに見られます。

木造住宅の場合には、おのず木下地になるため根太張り工法が一般的ですが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合床がコンクリートになります。
その場合には主に、二通りの工法が存在します。
乾式二重床で床下地を作り根太張りにて施工する工法か、コンクリートに直に貼りつけていく工法です。
工法の違いは構造や建物に対する考え方によって分けられるため、どちらが正しくどちらが良いとは言えません。
ただ、張替えにおいては基本的に同様の施工方法が適しています。

直貼り工法ボンドで直接下地に張る

こちらがボンドで直接下地に張るのが直貼り工法です。

ボンドを櫛バケで均すように塗布し、フローリングの仕上げ面に付かないように張っていきます。
建物の構造によって貼り方が変わるのです

モルタル下地の場合

モルタル配合比は、できるだけ硬練り(セメント:砂:水=1:2.5:0.5)して30mm程度の厚さに定規摺りし、金ゴテで3回以上不陸の無いようにしっかりと押さえます。

特に部屋の隅は、ハネ上がり、落ち込みの無いよう巾木【壁】に直角に押さえます。

モルタルの乾燥度は含水率10%以下に乾燥しなければ施工してはいけません。

モルタル着生期間は通常施工可能な目安としてモルタル層30mmの場合2階以上で2週間、1階で3週間、デッキプレートの場合は5週間以上を必要とします。

特に厳冬期は、地域的にも、又同一現場でも、条件に依って差があるので充分注意する必要があります。

施工道具について

下地処理用具

工具名 主な使用目的 備考
グラインダー モルタル下地の凸凹調整 100V
ポータブルサンダー 合板下地の目違い調整
ワイヤブラシ付ポリッシャー モルタル下地の研磨
ケレン 付着物除去
タガネ・金槌
掃除機 清掃
幕・チリ取り
ロール刷毛・ポリバケツ プライマー処理

施工用具

工具名 主な使用目的 備考
台付小型丸鋸 製品のカット 100V
サッシャー
スケール(5m) 割付け(尺目付)
墨つぼ 墨出し
金櫛ベラ 接着剤の塗布
三角ヤスリ 金槌ベラの接着剤塗布量の調整
ゴムハンマー 製品の圧着、調整
コンパス 円型墨出し(パイプ等)
ノミ
金槌
コードリール 電源を引く
ポリバケツ、ウエス 清掃

必要な補助材料

材料名 使用目的 必要量
エポキシ樹脂系接着剤PPボンド 製品の接着
モルタル下地用
合板下地用
500~600g/㎡
(モルタル下地)
400~500g/㎡
(合板下地)
一液ウレタン樹脂系接着剤ウレタンボンド

フローリング直貼り工法における注意点

フローリングの直貼りを行う際に、注意しなければならないことがあります。
それは、下地の含水率や、レベルの精度です。
また、躯体が湿式工法なため、人の手による仕上がりになります。
職人さんにもよりますが、補修によって高さを調整する必要があります。
直貼りは根太貼りと違い、気を付けることが多いです。

フローリング直貼り材の厚み

コンクリート下地は、水平でなければいけません。
特に取り合いは逆チリにならないように気をつけて貼っていきます。
フローリング直貼り材には、9mm~15mmなどがあります。
リフォーム用のフローリングと違い新築時には、遮音性能も求められるため適切なフローリングを選ぶ必要があります。

フローリング直貼りに捨て貼りは必要なのか

フローリングを直貼りするにあたり、基本的に捨て貼りは必要ありません。
しかし、下地の精度によっては貼ることで水平さが確保できます。
いずれにせよ下地のレベルに影響を受けるため、下地の精度を高めておくことが理想です。

既存直貼りフローリングを剥がす

フローリングリフォームを行う場合、既存の直貼りフローリングを剥がす必要がある場合には、密着の具合によって剥がす手間が違います。
当然ですが、剥がすのが大変であれば大変であるほど時間が掛かります。
また、剥がした後も下地に残ったボンドを取り除く作業が必要です。
どのフローリングリフォームを行えば、効率が良いのかも検討する必要があるといえます。

捨て貼りの上にフローリング直貼りは可能か

捨て貼りした上に直貼りを行うこともあります。
ただ、貼り方が難しくなるため専門の業者に相談してください。

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