化学物質の発散量が少ない床
化学物質による影響は、大人と比べ成長期の子供やペットの方がより強く受ける事をご存知でしょうか?
子供は体重1kg当たり、成人の3~4倍の飲食をし、2倍の空気を呼吸します。
つまり、大人の2倍近く化学物質を取り込んでいます。
ペットの新陳代謝率もまた、高く人間の7倍になります。
子供もペットも化学物質を呼吸によって多量に取り入れてしまうのです。
残念ですが、建材にも化学物質は含まれているのです。
では、どんな危険があるのでしょうか?そして安全基準はあるのでしょうか?
化学物質が引き起こすこと
シックハウス症候群、一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
建材や家具などに含まれる化学物質が発散する有害なガスやハウスダストを吸い込むことで、風や花粉症ににた症状に悩まされたりする健康障害です。
また、この有毒ガスは小児のアトピー疾患や喘息の重要な因子の1つと考えられています。
残念ながら、有毒ガスの原因となる、ホルムアルデヒドやエチレン・キシレンは建材にも含まれています。
複合材や新建材と呼ばれるものは、特に安全基準を満たすものを使わなければなりません。
建材の健康安全性のために基準とは
空気中に放散されるホルムアルデヒドが少なくなるほど、安全な建材とされています。
建材のJAS規格に定めるホルムアルデヒド放散量基準は以下になります。☆が多い程、放散量に少ない材料になります。
基準 | 平均値 | 最大値 |
F☆☆☆☆ | 0.3mg/ℓ以下 | 0.4mg/ℓ以下 |
F☆☆☆ | 0.5mg/ℓ以下 | 0.7mg/ℓ以下 |
F☆☆ | 1.5mg/ℓ以下 | 2.1mg/ℓ以下 |
F☆ | 5.0mg/ℓ(3.0)以下 | 7.0mg/ℓ(4.2)以下 |