目次
【床材の種類】最近聞くようになってきた塩ビ系上張り用フローリングの正体とは?
建物毎によく使われる、主流の床材
床の張替え時に悩むのが、採用する床材でしょう。まだ主流はフローリングですが、最近塩ビ系フローリングも人気が高まっています。
新築住宅を建てたり、リフォームする時に床材選びに悩む方も少なくありません。
実際に床材にはどのような種類があり、どんな施設で使われているのでしょうか?
床材をカテゴリーで分けた時には、フローリング、クッションフロア、タイルカーペット、カーペット、フロアタイル、絨毯などがあります。
採用されやすい床材は建物によって違います。
フローリングは戸建て住宅やアパートマンション、公共施設などで主流です。
クッションフロアは賃貸アパートやマンションで、タイルカーペットは事務所やオフィスなどで、フロアタイルは商業施設や店舗などで、絨毯はホテルなどの宿泊施設で採用されることが多いです。建物がどんな目的で使われるのか、必要となる性能やデザインから選ばれることが多いです。
住宅で主流のフローリングとリフォームフロアとして人気の塩ビ系フローリング
もし、床リフォームを検討しているのであれば、サンプルもお出しすることができますので、お気軽にご相談ください
住宅の中で、多く使われているのは、木質系の無垢フローリングや何層にも張り付けた複合フローリングです。
そして、近年、リフォームフロアとして注目を浴びているのが塩ビ系フローリングです。
実際にはフローリングではなく、クッションフロアやフロアタイルの部類になりますが、木に良く似せて質感がまるで本物のようであることから、塩ビフローリングと表現されています。
豊富なデザインをそろえつつ、耐久性、耐水性、防音性、防滑性、耐衝撃性などといった様々な機能性が充実した床材であることで人気が高まっています。(注:一つひとつの製品が全ての機能性を備えているとは限りません)
さまざまなデザインが作れること、カッターで容易に裁断でき施工しやすいこと、安価であることなどが大きな特徴となっています。
ただ、塩ビ系フローリングは、ポリ塩化ビニールという合成樹脂を原材料として作られているため、見た目は木のようですが、自然ならではの呼吸や自然の温かみはありません。
歩いた時の断熱性といったものも本物のフローリングとは似て非なるものです。
それでは、塩ビ系フローリングである、クッションフロア(CFシート)、ビニールタイルの2種類にはどんな特徴があるのでしょうか?見てみましょう。
クッションフロア
名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
塩化ビニル樹脂製でクッション性があるロールシート(長尺シート)状の床材です。
その名の通り柔らかいため、指で押すとその弾力性を確かめることができます。
転倒してしまったときの衝撃を吸収してくれるので小さなお子様やペットと過ごす空間に適した床材です。
ケガの防止だけでなく、音が立ちにくいという静音機能にもつながりますから、賃貸マンションやアパートなどにも採用されるケースが多くあります。
厚みは1.8~3.5mm程度のものが一般的で、木や石、タイルなどをリアルに表現した模様や色の種類が多数あり、デザイン性も豊富です。
表面がビニルなので耐水性が抜群で、油汚れに強く、メンテナンスもかんたん。
表面の凹凸により滑りにくいので、洗面所やトイレ、キッチンなどの水まわりに適しています。
また、発泡層により遮音性、衝撃吸収性などにも優れています。
抗菌、消臭機能などの製品もあり、さまざまな生活シーンで幅広く使われています。施工もしやすく、リフォームにも最適な床材です。
フロアタイル
クッションフロアよりも硬い、正方形や長方形のタイル状の硬質塩化ビニル床材です。
石目や木目などさまざまな色・模様のデザイン展開が豊富にあり、カットがかんたんにできるので細かいデザイン貼りも対応可能です。
本物のようなリアルな再現力をもつ高級感ある床材ですので、主に店舗などで使用されますが、最近では、住宅の水まわりの床材としても使われることが多くなってきました。
ただ、注意しておきたいのは、塩ビ系フローリングは熱に弱いという性質上、ホットカーペットのような暖房器具の使用ができないことです。
耐水性の機能は塩ビ系フローリングのほうが上だといえるでしょう。
水をこぼしたときにふき取るくらいの処置で済むところがメリットで、水回りの床材としても重宝されています。
高級感や温もり、様々な性能から選ぶのであれば、木質系に分があると言えます。
最後に
床材には、メリット・デメリットだけでなく、実際に使ってみてどうなるのかも知っておく必要があるかもせれません。なぜなら、劣化の仕方の違いについては意外と知られていないからです。
床材の種類は様々です。
何よりも大切なのは、安さや見た目では無く、住んだ時の満足感です。
見た目が良く、生活していて気にならないことが一番だと思います。
汚れが付いて気になる、床に付いた油が傷が気になる、床の傷みが気になる、住んでいて気になるようではストレスを感じてしまいます。
水が飛び散ったり、物を落としたり、重量が掛かったり、人が接する床だからこそ、トラブルが発生しやすいと言えます。
性能も重視して床材を選んでみてはいかがでしょうか?
◆フローリング工事お任せください◆
★私たちなら、フローリングの様々な施工方法や、多くのフローリング材を取り扱っているので気軽に相談できます★
床に対して汚れや傷など気になされていませんか?私たちはフローリングに対して様々なリフォーム工法が可能です。それは扱ってきた床材が多いこと、時代ごとに求められた工法を取り入れてきたことで、戸建て住宅、文教施設、介護施設、商業施設、工場、スポーツ施設、店舗など数多くの施工を請け負ってきました。今となれば、懐かしい施工も行ってきました。湿式フローリングブロックの施工やパーケット材の施工、マーブラックでの床塗装などです。床と共に歩んできた私たちの歴史でもあります。
床工事やフローリングリフォームなら昭和46年創業、豊富な実績と確かな経験がある私たち老舗の床工事専門店・フローリング職人・フローリング1級技能士が在籍している株式会社霜鳥にお任せください。使用床材の相談、傷などリペア補修の相談、床材購入の相談、工事方法のお悩み、床下地の相談、置床・乾式二重床、鋼製床下地、フロアサンディング施工の相談、また施工についての質問や相談など、まずは、お気軽のお問い合わせください。
フリーダイヤル 0120-460-461