初めての床リフォームでも分かりやすい!フローリング張りの施工にはどんな方法があるのか?
フローリングリフォームには本格的な張替えリフォームや簡易的な上張りリフォームなど様々です。
また、フローリングには、部屋の空間イメージを左右するインテリアとしての側面があります。
他にも、意匠性の面では、フローリング材そのものが持つ表情や塗装などの化粧によって表現されるデザインとフローリングの張り方によって表現されるデザインとがあります。
それぞれに特徴のあるフローリングですが、リフォーム工法によっても、その仕上がり方は違います。
フローリング根太張り(くぎ打ち)工法
最も一般的な工法になります。
ここで言う根太とは、フローリングを張り付けるための下地の事です。
一段高く平滑に組んだ(乾式二重床・木組下地・鋼製床下地・ネダフォーム系床下地など)下地のネダは仕上げの床材を支える役割があります。
また、剛性や平滑・乾燥性などを満たしていなければなりません。
下地を組んだ後、コンパネを捨て貼りすることが一般的です。
ノリの付ける間隔は300ピッチほどで糸付けにするか、全面接着にします。
フローリングはノリ釘併用で、根太やコンパネの上に張っていきます。
床の構造がしっかりとしている工法です。
また、スラブと床の間に空間を設けることで床下からの湿気や冷気などを遮ります。
フローリング直貼り工法
フローリング直貼り工法は、コンクリート打ちをした土間やスラブの上に、直接、接着剤を塗布し張り付けていく工法です。
張り込むフローリングに応じた張り代が必要で、平滑性と接着性を保つ精度がなければなりません。
下地に数ミリ程度の誤差があっても馴染むようパルプが貼られているものがあります。
釘を使わないので、接着剤が乾かない間はフローリングが動きやすく注意が必要です。
もし、動いたままで硬化してしまえば張り直さなければならず、剥がした材料は使えない場合が多いです。
直貼りは水分の遮断が大きなポイントとなります。
床スラブに直接貼れるようになっているとはいえ、1階土間コンクリートに施工する場合は、地面からの湿気や水分を防水シートや防水コンクリート等で遮断し、さらに施工したスラブの中の中心部までしっかりと乾燥させたうえで施工します。
また、フローリングをコンクリート等の上に直接貼って施工しますので、下地モルタル面が平滑であることも大切です。
下地面に部分的な欠けや割れなどがある場合は、きちんと補修し、平滑になるようにします。
木造住宅などでは、あまり使われない工法なので専門職人で行う方が良いと言えます。
フローリングデザイン張り
フローリングデザイン張りにはパターンで張っていくものや、フローリングそのものを張るだけでデザインが描かれるものがあります。
かつての教室のような市松模様の床、魚の骨のような模様のヘリンボーン張り(網代張り)、寄木細工によりパターンを付けた床などがあります。
市松模様は、タイルカーペットのように四角形の床材を互い違いに張っていくものです。
ヘリンボーン張りは北欧やフレンチなどの海外スタイルが似合う人気のデザインで、ヴェルサイユ宮殿でも使われている張り方です。洗練されたオシャレな雰囲気が特徴です。
三角形や四角形、円形などの細かな木を組み合わて完成させていく寄木張りは、さまざまな模様をつくることができます。
一枚一枚違った表情の木材を重ねていくことで深みのある床になります。
長手に向かって水平に張られている一般的なフローリングと比べ、デザイン張りは個性や特徴が出ます。
フローリング重ね張り
フローリング重ね張り工法は上張り工法やカバー工法などとも呼ばれます。
既存の床の上から、専用のフローリングを張っていきます。
そのため解体費や産廃費などが発生せず、コストを抑えることができます。
十数年前からある工法ですが、ここ数年の間で広がっています。
まとめ
フローリングの張り方は、床下地の種類によって左右されます。
フローリングによってはDIYでも施工は可能ですが、専門的な知識と技術が必要にな張り方や材料は、業者に依頼するのが無難です。
また、費用を安く抑えたいのであれば、複合フローリング材を選択し、施工方法は重ね張りにしたり、施工面積を狭く一部分のみにしたりするなど検討が必要です。フローリング施工業の霜鳥(https://shimotori.jp/)が取り扱いしている「ナオスフローリング」は、張り替え工事の約3分の1の低価格、1ルーム1日程度の短工期で施工ができます。
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