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床暖房用フローリングのお手入れの仕方とは?
床暖房が入っている室内では専用のフローリングを採用していますか?そんな専用フローリングは、一般の物と比べ熱に対して強いです。実際にどんなものなのでしょうか?
床暖房は足元から温もりを感じることができ、快適な冬を過ごすために魅力のアイテムです。
しかし、床材の相性によってトラブルが起きることもあります。
ところで、床暖房に使う床材はどれも一緒だと思っていませんか?
いえいえ、違うんです。
常に熱が加えられるため、一般の床材とは違う加工が必要なんです。
床暖房対応の床材でなければ、熱の影響を受けて、ひび割れや反りが生じてしまう可能性があります。
専用の床材は温度が変化しても木へのダメージが回避できるように、膨張収縮を抑えられるようにしています。
だからこそ、床暖房の導入を検討した時には、仕上げ材選びは非常に大切になります。
必ず、床暖房専用の床材を選んでください。
でなければ・・・後にトラブルが起こる可能性が高いです。
床暖房はどうやって温められている?
床材の下に、電熱線ヒーターを敷いたり温水パネルなどを設置して温める暖房です。
埋め込むことで、床から室内全体を暖めることができます。
床からの輻射熱によって触れることで暖かさを感じ、設置した部屋全体を暖めてくれます。
ただ、床暖房は部屋の中心から設置していき、壁周りはあけます。
そのため、床面積の60~70%程度に敷かれます。
また、暖房効果を上げる方法として、断熱材や防湿層を敷きます。
断熱材を敷くことで床下に熱が逃げていかず、効率的に部屋を暖めることができます。
床暖房対応フローリングの性能について
床暖房に対応するために必要なのは熱や寒さへの耐久性です。
温度変化によって変形が起こらないことや、ひび割れないかが床暖房使用時や切断時に求められます。
この性能の有無は、試験によって確かめられています。
JAS規格の寒熱くり返しB試験では、80℃の室内で2時間、引き続き-20℃の室内で2時間。それを2回繰り返すことを1サイクルとして、床材の表面のひび割れが発生しないかを検査する試験です。
品質の判断基準となるのが、このサイクルをクリアしているかになります。
10サイクルにも耐えている床暖房対応フローリングもあります。
注意点とお手入れの仕方やについて
床暖房用のフローリングをお手入れする際には、床暖房のスイッチを切り、フローリングの表面が冷えてから行う必要があります。
床暖房中に作業を行うと床暖房パネルの故障、フローリング表面のひび割れ、変色の原因になります。
床表面に釘などを打ち込まない
床面に画びょうや釘などを打ち込まないようにしましょう。
そんなことしないと思いますが、メーカー側には実例としてあるようです。
故意ではなくても、例えば戸当たりなどの設置時にビスなどを揉む必要はあります。
だからこそ、リフォーム時などには気を付けなければなりません。
釘やビスによって温水パイプが破損したり電気がショートして水濡れや漏電火災が発生する恐れがあります。
衣類の乾燥に使用しない
直接上にのせて衣類の乾煙等、暖房以外の目的で使用しないでください。
床暖房用の床材は非常にデリケートです。
誤った使い方がトラブルを招きます。
暖房面に家具やピアノを置かない
暖房面の上に家具や調度品を置かないでください。
熱でひずみやくるいが生じる場合があります。
特に重量物を置くと暖房設備が破損したり水漏れしたりする恐れがあります。
またピアノは音が狂う場合もあります。
暖房面の上にカーぺットを敷かない
暖房した床面にカーペットを敷かないでください。
熱がこもって床面が傷みひび割れ・変色が生じることがあります。
低温やけど
床暖房中、床面に長時間接することで、低温やけどになる恐れがあります。
お子さんや体の不自由な方には周囲の方が注意してあげる必要があります。
最後に
いかがだったでしょうか?
床暖房対応の床材についてご理解いただけましたでしょうか?
床暖房対応床材を選ぶ際には専用のものを選びましょう。
また、ひび割れや変形に対しても耐久性が、どれだけあるのか判断できることも必要です。
床暖房専用フローリングの日常の注意点はお分かりいただけましたでしょうか?
正しい使い方とメンテナンスを行うことが床材を長持ちさせます。
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