フローリングを貼る際に、貼る向きによって部屋の全体的な雰囲気が変わります。ふさわしい向きを選ぶことで部屋の広さや明るさを最大限に引き出し、快適な空間を作ることができます。しかし、間違った向きを選んでしまうと後悔することにもなりかねません。
本記事では、フローリングの向きを選ぶ際のポイントと後悔しないための方法、そして万が一後悔してしまったときのための修復方法について詳しく解説します。
フローリングの向きに影響を与える要素
部屋の広さや形状、光の入り方や窓の位置、そして家具の配置など、フローリングの向きを決定する際に影響を与える要素はさまざまです。これらの要素を考慮しながら、最適な向きを選ぶことが重要です。
部屋の広さや形状
部屋が狭い場合は、フローリングを長手方向と並行にすることで広く見せる効果があります。一方、広い部屋では横向きや斜め向きのフローリングが適しています。部屋の形状も考慮し、最適な向きを検討しましょう。
光の入り方や窓の位置
部屋によっては、窓からの自然光の入り方が異なります。光が入る方向にフローリングを配置することで明るさを最大限に引き出すことができます。窓の位置や光の影響も考えながら向きを決定しましょう。
家具の配置
家具の配置もフローリングの向きに影響を与えます。家具を配置する予定の場所や配置の仕方を考慮し、フローリングの向きを決定しましょう。家具とフローリングが調和することで、部屋全体のバランスが良くなります。
フローリングの向きの選択肢
フローリングの向きには主に部屋の長手方向と並行に貼る方法(縦向き)、部屋の短手方向と平行に貼る方法(横向き)、ヘリンボーンなど斜め向きの3つの選択肢があります。それぞれの特徴や適した部屋の例、そしてメリットとデメリットについて見ていきましょう。
長手方向(縦向きのフローリング)
一般的な貼り方です。 縦向きのフローリングは部屋を縦に見せる効果があります。特に狭い部屋や廊下などの細長いスペースに適しています。縦向きのフローリングのメリットは以下のとおりです。
- 奥行を感じ、部屋を広く見せる効果がある
- 壁面を高く感じさせる効果がある
- 縦に伸びる模様やデザインが強調される
一方、縦向きのフローリングにはデメリットもあります。
- 部屋が狭く感じることがある
- 横向きや斜め向きのフローリングに比べて柄や模様が強調されすぎることがある
縦向きのフローリングは特に狭い部屋や廊下などで効果的ですが、部屋全体のバランスを考えて選ぶことが重要です。
短手方向(横向きのフローリング)
横向きのフローリングは広い部屋や正方形の部屋に適しています。部屋を広く見せる効果や模様のバランスが良い点が特徴です。 異なる空間をひと続き見せたいときや、お住まい全体で一体感が欲しい方におすすめの貼り方です。向きが合わないときには床に見切り材を入れることが多いですが、それを避ける目的でも使われます。
- 部屋を広く見せたいときに効果的
- 模様や柄がバランスよく配置される
- 広い部屋や正方形の部屋に適している
一方で、横向きのフローリングには以下のデメリットもあります。
- 細長い部屋や廊下にはあまり適していない
- 模様や柄が強調されすぎることがある
横向きのフローリングは広い部屋や正方形の部屋で使われることが多いですが、部屋全体のレイアウトや模様とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
斜め向きのフローリング
斜め向きのフローリングは特に効果的な模様やデザインを強調したい場合に適しています。飲食店や美容室などで個性的またはモダンな空間を作りたいときによく使われます。部屋の形状に制限がある場合や、特定の要素を強調したい場合におすすめです。
- 特定の模様やデザインを強調する効果がある
- 部屋の形状に合わせやすい
- 独特の雰囲気を演出できる
一方で、斜め向きのフローリングには以下のデメリットもあります。
- レイアウトがやや複雑になることがあります
- フローリングのカットや施工がやや難しい場合がある
- 柄や模様が入ったフローリングを斜めに配置することでダイナミックな印象になる一方で、部屋全体がやや複雑に見えることがある
斜め向きのフローリングは特に特定の要素を強調したい場合や、独特の雰囲気を演出したい場合に適しています。部屋の形状やデザインコンセプトに合わせて選ぶことがポイントです。
後悔を避けるためのポイント
フローリングの向きは、部屋の雰囲気に大きく影響します。間違えた方向で貼ってしまうと違和感を感じ、住み心地まで関わることがあります。フローリングの向きを選ぶ際に後悔しないためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
- 実際の部屋でのシミュレーション
フローリングの向きを決定する前に、実際の部屋を撮影し、空間シミュレーションを行いましょう。シミュレーションソフトまたはアプリを使って模様や向きを確認することで、イメージをふくらませましょう。 - 専門家のアドバイスを聞く
フローリングのプロフェッショナルやインテリアデザイナーに相談し、適切な向きをアドバイスしてもらうことも重要です。専門家の意見を参考にすることで、より良い選択ができます。 - 今後のライフスタイルやインテリアの変化を考慮する
将来的に家具の配置やインテリアの変更をする可能性がある場合は、それを考慮してフローリングの向きを選ぶことも大切です。柔軟性を持たせることで、後悔を避けることができます。 - トータルバランスを考える
異なる空間、例えば廊下とリビングをつながっているように見せたい場合には、両方のフローリングを同じ向きになるように貼るのがセオリーです。 複数の部屋を一体感のある空間にしたい場合にもフローリングも同様に短手方向に貼ることは有効です。 全体的なバランスを見ながら自分の気持ちいいいほうを選びましょう。正解はありません。
もし後悔したら
やってみて後悔したり、間違えた向きでフローリングを張ってしまった場合には、向きを修正することが可能です。方法はいくつかありますが、主な方法としては張替えと上貼りがあります。自分の状況や予算に合わせて、適切な方を選びましょう。
張替え
既存のフローリングを剥がして新しいフローリングを貼り直す方法です。高さが変わらないというメリットがあります。既存フローリング剥がし代、下地調整代、廃材処分費などがかかり高額になります。また工期が長くなります。
上貼り
既存のフローリングの上から新しいフローリングを貼る方法です。工期が短くコスト面でも優れています。床の高さが何mmか上がってしまうことを気にしなければ、上貼りの方が手軽にできます。ただし、ドアの高さや家具の配置などに影響がでることがあるため、問題がないかどうか必ず確認してください。
まとめ
この貼り方がいい!と思って選んだものであっても、実際に貼ってみたらイメージと違ったということはよくある話です。小さな面積で見た時と、部屋の面積で見たときの印象はもちろん違います。写真で見ていても実際に自分の家に貼ってみたら全体の雰囲気と合わなかったなんてことも。 縦向き、横向き、斜め向きなどの選択肢がありますが、実際の部屋でシミュレーションを行い、専門家のアドバイスを受けることで後悔を避けることができます。 そしてなるべくたくさんの事例を見て、自分の理想の床のイメージを固めてみてください。
自分の部屋に合った向きを選ぶことで部屋全体のバランスや雰囲気を最大限に引き出し、快適な空間を作ることができます。ぜひこれらのポイントを参考にして、理想的なフローリングにしてください。
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