目次
無垢フローリングと複合フローリングの違いを解説!
床材によく使われている材料:無垢材について
無垢材や無垢フローリングは、自然の木だけを加工したものになります。
従来、無垢は、木材を機械で切り出した一枚板のことを指しますが、細かな無垢材同士をくっつける接着技術を用いて、数枚の木板を組み合わせてできる無垢集成材があります。
一枚板の無垢と比べ、細かな部分や細い木も有効に利用できる技術です。
また集成材は、その構成から材料にジョイントが多くなります。
無垢材にしか出すことのできない温かみのある質感や肌触りがあります。
断熱性、保温性があり、調湿機能も高い素材です。
メリット
◆断熱性がある◆
断熱性、保湿性があります。
冬には、ひやっとした感覚が少なく温かみが感じられます。
◆調湿機能がある◆
湿度が高いときには湿気を吸収し、ジメジメとした不快感を軽減します。
逆に乾燥した時には無垢材からを放出することで、室内の乾燥を防いでくれます。
調湿機能が、年間を通して、快適な空間にします。
また、べたべたせず肌さわりも良いです。
◆リラックス効果◆
木に含まれるフィトンチッドがリラックス効果を生み出したり、虫を寄せ付けなかったりします。
◆経年変化による味わい深さ◆
無垢材は時間の経過とともに、徐々に色合いが変化していきます。
新しい状態でも美しく、年を重ねることで味わい深さが出る魅力があります。
デメリット
◆変形する◆
木の種類や乾燥状態により、反り、割れ、傷つきなどが起こりやすいです。
また、無垢材は湿度の高い時期には膨張し、冬の乾燥時期には収縮することを繰り返します。
そのため、年月と共に、隙間ができることがあります。
◆高価である◆
無垢材は、複合材に比べて高いです。
ただ、流通量の多い樹種や、集成材などの場合、複合材と差ほど変わらず購入できるものもあります。
◆メンテナンスが必要◆
長持ちさせるためにはメンテナンスが不可欠です。
塗られている塗料の種類によっては何年かに一度、塗らなければならないものがあります。
また無垢フローリングの場合、床暖房対応品が少ないです。
床材によく使われている材料:複合材について
合板の表面に薄い板の無垢材などを貼ったものになります。
また薄い板ではなくプリントされたシートが貼られたものもあります。
板には、突き板と挽き板があり、木材を0.2㎜~0.6㎜程度にスライスしたものが突き板、そしてノコギリで2㎜程度に切り出したものが挽き板になります。
挽き板は突き板よりも無垢材の質感に近い素材になります。
一昔前には、複合一種、複合二種、複合三種と区分されていましたが、今では無くなっています。
前述したフローリング表面に貼られる薄板ではなく、中心部から下の基材に使われる材料の強さなどによって分けられていました。
メリット
◆様々な性能◆
性能が付加しやすいため、様々な使い方に対応することができます。
◆傷がつきにくい◆
すり傷や傷、凹み傷が付きにくいものが多い、またメンテナンスがしやすいです。
◆無垢材と比べ安い◆
無垢材に比べ、安価で品質が安定しています。
◆デザインが豊富◆
色、木目などデザインが豊富です。
中には大理石調などのフローリングもあります。
床暖房対応の床材も多い。
デメリット
冬は冷たく、夏はベタつきがちで快適さが低い。
無垢材に比べ、接着剤などの化学物質が多く使われている。
古くなっても、無垢材のような味わいが出にくい。
フローリングに良く使われる木の種類(樹種)
◆クリ◆
耐水性、耐久性が高いため、昔から家の土台や線路の枕木などに使われてきました。
収縮や膨張の狂いが少ないためフローリング向きです。
硬い性質ではっきりした木目が特徴。
◆パイン◆
マツの仲間。
節が多いがやわらかい性質のため、加工しやすく家具などにも多く使われています。
白っぽい木肌は、経年変化で飴色に変わります。
◆オーク◆
日本ではナラと呼ばれる種類。
硬い性質で、耐水性、耐久性が高いです。
木目がはっきり出るのが特徴で、木材の切り出し方によって、多様な模様が出ます。
◆アッシュ◆
明るい色めに木目がはっきりと出ます。ナチュラル系のインテリアと相性がよいです。
◆ヒノキ◆
高級材として人気のある日本特産の樹種。
やわらかく弾力性があり、耐湿性、耐水性、耐久性が非常に高いです。
美しい光沢をもち、リラックス効果のある香りも人気のひとつ。
香りには抗菌作用もあります。
◆ブラックチェリー◆
木目が細かくすべすべとしたやわらかい質感。
褐色の木肌は経年変化で赤に深みが出て黒っぽくなるのが特徴。高級感があります。
◆ヤマザクラ◆
本桜と呼ばれることもある樹種。
木肌は木目が細かく優しい肌触りが特徴。
強度があり、磨くと艶のある光沢が出ます。
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