フローリングの黒ずみが落ちない?床の専門家が教える確かな対処法と予防テクニック

フローリングの黒ずみが落ちない?床の専門家が教える確かな対処法と予防テクニック

住み始めたときはピカピカできれいだったフローリングが、今では黒ずみに悩まされているなんて方はいませんか?
新築で住み始めたばかりのときにはフローリングにUV塗装やウレタン塗装がされています。経年劣化などにより塗装が剥がれてくると、より黒ずみが発生しやすくなります。

この記事ではフローリングの黒ずみにお悩みの方のために、なかなか落ちないフローリングの黒ずみを解決するための方法を紹介します。ぜひ最後まで読んでいただきたいですが、結論だけ知りたい方は「4. 黒ずみを除去する方法」にジャンプしてください。
これから暖かくなるにつれ湿度が高くなり、カビが発生しやすい状態になります。今のうちに対策法を知っておきましょう。

黒ずみの原因

黒ずみの原因フローリングの黒ずみにはいろいろありますが、代表的なものはカビです。

黒ずみの主な原因は湿気や汚れです。湿気がたまると、カビが繁殖しやすくなります。また、日常的な汚れや足跡も黒ずみの原因となります。詳しく見ていきましょう

  • 皮脂汚れ
    意外と知られていないことですが、足の裏から出る皮脂汚れは時間が経つと徐々に黒ずんできます。皮脂汚れについては、時間が経って頑固な汚れになっていない限り、市販の洗剤で拭いた後に水拭きすれば取り除くことが可能です。
  • 油汚れ
    キッチンやダイニングは油がはねてフローリングにつき、黒ずみの原因になりやすい場所です。マットを敷くなどの対策が必要です。
  • カビ
    窓の近くなど、湿気が多い場所の黒ずみはカビであることが多いです。梅雨時や冬は結露が起きやすい時期ですが、それを放置してしまうとカビが発生しやすくなります。対策が難しいため、いつの間にか増殖しているケースがほとんどです。
  • ワックスの劣化
    ワックスを塗ってから時間が経つと劣化が進み、徐々に剥がれてきます。そしてその場所が黒ずんできます。
  • 雨や水など液体などの液体の拭き残し
    雨や水などをきちんと拭かずに液体が床に残ってしまうと、フローリングにカビが生える原因になります。ひどい場合には腐ることもあり、注意が必要です。そうなった場合には必ず専門家に相談しましょう。フローリングの腐食は床下の構造にもダメージを与える可能性があります。

やってはいけない3つのこと

やってはいけない3つのこと

  • メラミンスポンジ
    メラミンスポンジは汚れを削り取る働きがあります。床自体を傷つけたり、ワックスが取れることで色落ちする原因にもなり得ます。便利なアイテムですが、フローリングにはむやみに使わないようにしましょう。
  • カビ取り剤
    いかにもカビに効きそうなパッケージの商品もありますが、ポチっとする前にこれを読んでください。カビ取り剤は塩素系漂白剤なので、せっかくのきれいなフローリングの色を落としてしまうことがあります。
  • 掃除機をかける
    黒ずみの正体がカビの場合には、カビの胞子が掃除機のフィルターをすり抜けて、排気とともに部屋中に拡散されてしまいます。別の場所にまでカビが広がってしまったり、人がカビを吸い込みやすくなってしまうので、カビの可能性があるときには掃除機はやめておきましょう。

黒ずみを予防する方法

黒ずみを予防する方法

  1. 定期的な掃除と手入れ、換気
    基本的なことですが大事なポイントです。空き家の劣化が早いのは掃除や換気が行われないのが大きな原因ですが、それらが必要なのは人が住んでいても同じです。
  2. 半年に1度程度ワックスを塗り直す
    ワックスの劣化によって黒ずみができますが、それを防ぐには定期的にワックスのかけ直す必要があります。
  3. 結露を防止する
    窓の結露によりフローリングが傷んでいくので、結露対策することで予防することができます。
  4. キッチンにはキッチンマットを敷き、揚げ物をするときには新聞紙を床に敷く
    新聞紙を敷くと足元がガサガサしますが、使った新聞紙はそのまま捨てるだけなので、床を拭く手間も省け簡単に油汚れを防ぐことができます。
  5. キッチンの掃除には重曹またはセスキ炭酸ソーダを使う
    重曹は自然由来の製品なので、お子様がいても安心して使えます。セスキ炭酸ソーダはスプレータイプのものも販売されていて手軽に使えるので試してみてください。

黒ずみを防ぐためには、定期的な掃除と手入れ、換気が必要です。また、半年に1度程度ワックスを塗り直しましょう。
経年劣化により塗膜が剥がれてきているとより黒ずみやカビが発生しやすい状況になります。適切な掃除方法や手入れ方法を実践することで、黒ずみの発生を抑えることができます。

黒ずみを除去する方法

黒ずみを除去する方法

黒ずみがフローリングに発生した場合、効果的な除去方法を知っておくことが重要です。

    • 中性洗剤
      普段の掃除にはフローリング用の中性洗剤がおすすめです。油汚れに強いのでキッチンの黒ずみにも効果的です。
    • アルカリ性洗剤
      しつこい皮脂汚れにはアルカリ性洗剤がおすすめです。ただし、洗浄力が強いものだと、ワックスやコーティングまで剥がれてしまうので、塗り直しが必要になることも。水で薄めることでアルカリ濃度を下げる方法もありますが、洗浄力は弱くなります。頑固な汚れが取れますが、ワックス塗り直しを念頭に置いた上で使いましょう。
    • ウタマロクリーナー
      ウタマロクリーナーはアミノ酸系の中性洗剤で、皮脂汚れや油汚れに効果的な方法の1つです。ウタマロクリーナーを直接スプレーし、黒ずみがついた部分に塗布し、数分間放置した後、スポンジや布でこすり取ることで、黒ずみを効果的に除去することができます。
    • リペア
      フローリングに深く浸み込んでいる黒ずみをなくすには、リペアによる修復も有効です。写真を送るだけでおよその料金がわかるショップもあり、DIYでやるより確実にきれいになります。
  • before

    before

    after

    after

    • 研磨(サンディング)
      無垢フローリングに黒ずみがある場合には研磨という方法があります。
      こちらに詳しいやり方が記載されているので参考にしてみてください。

    DIYで無垢フローリング研磨を美しく仕上げる秘訣【全手順解説】
    フローリング研磨DIYで築20年の床を新品同様に!電動工具と刷毛を使った実践テクニック

    賃貸物件のフローリングに黒ずみができてしまったら

    賃貸物件のフローリングに黒ずみができてしまったら

    賃貸物件に住む際には原状回復義務があるので、黒ずみができてしまった場合の退去費用について気になる方は多いと思います。「自然摩耗」か「過失」かによって、責任の所在が異なります。大家さんによって解釈が違う場合もあるので、これは参考としてお考え下さい。

    日常生活の中で生えたカビに関しては経年劣化や通常摩耗に該当し、退去時の費用を課されることは少ないです。
    ただし、このような場合には入居者の過失になり、補修費用を請求される可能性が高いため注意が必要です。

    • 長期間掃除をしなかったためにカビが生えた場合
    • 飲み物をこぼしてしまいそれを放置したことが原因でカビが生えてしまった場合
    • 濡れたタオルやマット床に放置し続けて床が変色した

    など

    明らかな過失である場合には、補修範囲が少なくて済むうちに管理会社や大家さんに相談して補修の必要性を確認しましょう。少しでも退去時の費用を安くしたいと考えがちですが、借主が勝手に張替えるのはやめましょう。なぜなら賃貸物件は大家さんの所有物であり、賃貸物件をどのような方法で修繕するかを決めるのは貸主だからです。

    フローリング長くきれいに保つために

    フローリング長くきれいに保つために

    定期的なメンテナンスや適切な利用、日々の心がけでフローリングの寿命を延ばし、黒ずみの発生を防ぐことができます。それでも黒ずみがなくならないという場合は専門家に相談しましょう。

    床の専門業者であればそのようなお客様からのご相談やご依頼を何度も受けており、最適な解決方法を知っています。ひどい場合には黒ずみの部分を張り替える以外に方法がない場合もあります。ですが、ひとりで悩んでいろいろ試しているうちにコストもかかる上に解決せず、時間だけが過ぎていくという状況になる前にプロに相談しましょう。結果、それが自分ではどうしようもないものであったとしても、それがわかっただけでも時間を浪費せずに済んだと思えば、相談して良かったと思えるのではないでしょうか。

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    まとめ

    まとめ

    毎日床掃除をする習慣があると、床の黒ずみの発生を抑えることができます。

    そしてひとつひとつの黒ずみ対策は小さなことですが、適切な対処の日々の積み重ねで解決することができます。定期的な掃除と手入れ、適切な換気、そして効果的な除去を実践し、きれいなフローリングを保ちましょう。それには、すぐに掃除に取り掛かれるような環境を整えておくことも大切です。換気やキッチンの使い方も習慣になれば、きれいな床を保つことに意識がむくので、自然に家全体がきれいになりますよ。黒ずみを放置すると悪化していきますので、見つけたら早めに手を打ちましょう。

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