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フローリングの形や造りを大まかに分類するとどんな種類があるのか?単層・ボード・ブロック・パーケット・複合など名称ごとに解説する
皆さんこんにちは。突然ですがフローリングって見た目じゃ種類が良く分かりませんよね!そういう私もそうでした。区分や樹種、張り工法などの呼び名も加わればなおさらです。なかなか分かりずらいかもしれませんが、フローリングを採用する際に間違えないような一助になればとお伝えしていきます。
フローリングは、カバやナラなど樹種で分類されるケース、無垢や複合などフローリングが一枚板で作られるのか、数枚の木材を組み合わせて互い違いに張り付け作られているのか構造によって分類されるケース、そしてフローリングボードやパーケットフローリング、フローリングブロックなど、フローリングの造りや形で分類されるケースがあります。
そのため名称だけを聞いても、実際にどんなフローリングなのか?何がどう違うのかが分からないかもしれません。
数回に分けて、解説していきます。
今回は、造りや形についてご紹介していきます。
用語/定義 |
【単層フローリング】 いわゆる無垢フローリングです。単層とは、一つの層で形成されている事で、フローリングが一枚の板で形成されていることを指します。下記で説明しますが、フローリングブロックやモザイクパーケットも無垢フローリングになります。 (JASの定義) ひき板を基材とし、厚さ方向の構成層が1つのフローリング(裏面に防湿及び不陸緩和を目的として積層した材料を接着したものを含む)をいう。 |
【フローリングボード】 最も一般的なフローリングの形です。 長方形で、特殊張りや根太張りと直張り工法に対応したものがあります。 直張りはモルタルやコンクリートスラブにボンドを全面接着する工法のための、フローリング材の裏地には厚さ2~3mmのパルプが張られています。 直張り用と根太張利用を間違えないように注意が必要です。 (JASの定義) 一板のひき板(これを縦継ぎしたものを含む)を基材とした単層フローリングであって、根太張(フローリングを根太の上に単独で張り込むことをいう)又は直張りり「フローリングを素地床(コンクリート床スラブ若しくはその上に下張り床材直張りした床または根太等の上に単独で床面の強度を担保する下張り床材を施工した床をいう。」の上に張り込むことをいう。以下同じ。]の用に供することを目的として使用されるものをいう。 |
【フローリングブロック】 正方形の木のブロックの中に4ピースから6ピースほどの無垢フローリングが並べられて形成されています。 303㎜角のフローリングブロックの4ピースであれば、75.75㎜×303㎜×4で一枚を形成、6ピースであれば、50.5㎜×303㎜×6で一枚を形成しています。 モルタルやコンクリートスラブの上に接着剤を用いて直接張り込む乾式直貼り工法が主流ですが、レベルが悪いと、ピースの繋ぎ目に目違いが出来てしまうことがあります。 無塗装品を使っていれば、サンディングによって平滑にできますが、塗装品の場合にはレベルの影響が受けやすいです。 レベルに充分に気を使うだけでなく、面取り材を使用することで目違いを防ぐことができます。 これは、モザイクパーケットにも言える事です。 また、一昔も二昔も前になりますが湿式工法が主流の時代もありました。厚さ4~5cmのモルタルの中に金足を埋め込んで施工します。通称金足ブロックとも言われています。今では、ほとんどできる職人がいません。 文教施設や、公共施設、工場、ホームセンターなどで良く使われてい来た材料です。 (JASの定義) ひき板【これを縦継ぎしたものを含む。)を2枚以上並べて接合したものを基材とした単層フローリングであって、直貼の用に供することを目的として使用されるものをいう。 |
【モザイクパーケット】 細かな木材によって形成されているフローリング材です。 こちらも無垢フローリングが並べられて形成されています。モルタルやコンクリートスラブ上に接着剤を用いて直貼りしていきます。 文教施設などに使われてきた材料です。長辺が22.5cm以下のひき板または単板の小片を2ピース以上並べて形成されています。結合には紙や針金が使われています。 不陸によって目違いがおきやすいこと、また施工性にも難しさがあります。 ピース一枚一枚が小さいため丸鋸などでのカットによってキックバックを起こしたり、飛んだりすることがあります。 加工において、ガムテープを張ってゆっくりカットを行う等の工夫が必要かもしれません。 (JASの定義) ひき板の小片(最長辺が22,5cm以下のものに限。以下「ピース」という。)を2個以上並べて、紙等を使用して組合せたものを基材とした単層フローリングであって、直張の用に供することを目的として使用されるものをいう。 |
【複合フローリング】 単層フローリング以外のフローリングをいう。 基本的には旧基準となります。 基材に何を使っているのかで分類されていました。 |
【複合1種フローリング】 合板のみを基材としたフローリングです。 表面には、無垢の単板が化粧ばりされたものや、無垢以外の加工を施した特殊加工化粧のものがありました。 無垢の単板を化粧ばりされたものは、現場で張られていくと本物の無垢材と見分けが付かないくらいの仕上がりになるものが多いです。 (JASの定義) ベニヤコアーの合板のみを基材とした複合フローリングであって、根太張又は直張の用に供することを目的として使用されるもの(フローリングの表面に美観を表すことを主たる目的として施された加工及び表面加工での保護を目的として積層された材料並びに裏面に防湿及び不陸緩和を目的として積層された材料がフローリングの厚さの3分の1を超えるもの並びに表面加工の保護を目的として積層された材料のうち吸水により著しく膨張するものを積層したものを除く)をいう。 |
【複合2種フローリング】 (JASの定義) ひき板、集成材、単板積層材又はランバーコアーの合板を基材とした複合フローリングであって、根太張又は直張の用に供することを目的として使用されるもの(フローリングの表面に美観を表すことを主たる目的として施された加工及び表面加工の保護を目的として積層された材料並びに裏面に防湿及び不陸緩和を目的として積層した材料がフローリングの厚さの3分の1を超えるもの並びに表面加工の保護を目的として積層された材料のうち吸水により著しく膨張するものを積層したものを除く)をいう。 |
【複合3種フローリング】 (JASの定義) 複合1種フローリング及び複合2種フローリング以外のフローリングであって、根太張又は直張の用に供することを目的として使用されるものをいう。 |
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