猫のための床材選びのポイント:猫がすきなあなたが猫と一緒に快適に暮らすために

猫のための床材選びのポイント:猫がすきなあなたが猫と一緒に快適に暮らすために

自由気ままでお茶目で自分勝手、でも実は寂しがりやで甘えん坊な猫との暮らしは、私たちの日々に喜びと心の潤いをもたらしてくれます。楽しい猫との時間ですが、一緒に暮らしていると様々な悩みがでてくるのもまた事実です。猫の抜け毛や粗相で床が汚れてしまう、足を滑らせないか、足腰に負担がかかっていないか心配・・・など。そんなお悩みを解決する方法として、猫と一緒に暮らすあなたへ「猫も人も幸せに生きる」ための床材の選び方のポイントをご紹介します。

この記事はこんな方におすすめです!
・猫を飼っている人
・猫の足腰の健康や、床の衛生面に困っている人

猫が長年くつろいだ床。愛すべき存在だが、床にはキズと粗相による汚れが。

猫が長年くつろいだ床。愛すべき存在だが、床にはキズと粗相による汚れが。

猫のすきなこと、嫌いなことを知ろう

猫のすきなこと、嫌いなことを知ろう

猫というのは、独特な行動や好みを持つ生き物です。私たち猫飼いは、彼らが床材に何を求めているのかやその床材が彼らに与える影響を考えなくてはいけません。猫はどのような床材を好むのでしょうか?また、床材の選択が猫の行動や健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

猫のための床材を選ぶ際には、彼らの行動や好みに関する理解が重要です。例えば、猫は爪を研ぐためにカーペットやラグを好むことがあります。また、冷たい床材よりも暖かい床材を好む場合もあります。さらに、猫の個性によっても異なります。一部の猫は柔らかい床材を好む一方で、他の猫は堅い床材を好む場合もあります。これらの行動や好みを理解することで、より適切な床材を選択する手助けになります。

快適に過ごすための床とは

快適に過ごすための床とは

こんなお悩みありませんか?

  • 床に抜け毛が落ちる
  • 猫の粗相で床が汚れる、ニオイが気になる
  • 床が爪でキズつく
  • 猫が足を滑らせてしまう

猫は室内で飼うことが全体の約95%と言われています。このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

どんな床だと嬉しいの?

猫にとって嬉しいこと

①クッション性 猫は日々の生活の中で何度もジャンプして上り下りをしています。硬く、すべりやすい床は足腰の負担になるため、クッション性のある床が嬉しいです。

②安全性 ポイントは、爪が引っ掛からないことと、足をすべらせないことです。元気いっぱいに走り回っているように見えて、実はすべって悲鳴をあげているのかも?

飼い主にとって嬉しいこと

①メンテナンス性(お手入れのしやすさ)
お手入れのしやすさは、猫と一緒に快適に暮らしていく上でとても大切なポイントです。どんなに気を付けていても、猫が床を汚してしまうことはあります。例えば、猫がトイレを失敗してしまったときにサッと汚れを拭き取ることができ、液体が染み込みにくい、掃除機がかけやすい床が理想的です。

② 防音性
猫やもともと静かな動物ですが、それでも音がすることもあります。特に、マンションや集合住宅で猫を飼っている方は、階下や近隣に音が響いていないか心配になりますよね。遮音などの防音機能があると嬉しいですね。

③デザイン性
床はお部屋の大部分を占めています。愛する猫と一緒に快適に暮らすためとはいえ、機能性だけで選んで「ちょっとイメージと違うな…」となるのは残念。デザインも大事なポイントです。こだわって選びましょう。

猫と相性の良い床材の種類とは?

犬は硬い床だと腰に負担がかかるので柔らかめの床が良いです。猫の場合はそこまで気にしなくても大丈夫です。あまりツルツルした材質は好まないですが、触り心地が良い材質を選べば猫も気に入ることが多いです。

フローリング

フローリング

フローリングは猫との共存において人気のある床材の一つです。獣医師がおすすめしている床材のひとつでもあります。その滑りにくさや掃除のしやすさから、多くの猫飼いに愛されています。

メリット

  • 掃除が容易であり、猫の毛や汚れを簡単に取り除くことができる
  • 滑りにくい表面で、猫が安心して歩行できる
  • 猫の爪によるキズつきが少なく、耐久性が高い

デメリット

  • 冬季などには冷たい表面が猫にとって不快に感じられることがある
  • 柔らかな表面ではないため、長時間の寝転がりには適していない

猫共生住宅用フローリング「NEKOFLOOR(ネコフロア)」

通常のペット用フローリングは人間の目線で作られているのに対し、NEKOFLOORは”キャット・ファースト”をコンセプトに考えられており、猫との共存を考慮して設計された特別なフローリングです。その特徴は、ヒノキ特有のやわらかさと適度な弾力性があり、着地のときの衝撃を和らげ猫が歩きやすいことです。さらに、消臭効果が高いことも嬉しいポイントです。掃除も簡単です。これは、猫との快適な共存を追求する飼い主にとって理想的な選択肢と言えます。

ヒノキは「節あり」と「節なし」の2タイプがあります。「節あり」は無垢の自然な風合いがあり、キズや汚れが目立ちにくいという特長があります。「節なし」はすっきりとした印象で高級感があり、お好みでお選びいただけます。

NEKOFLOOR(ネコフロア)

参考:株式会社サンワカンパニー

ペット用フローリング「ワンラブフロア」

ヒノキのやわらかさでは心配という方はこちらがおすすめです。猫のひっかきキズやよだれ、おしっこ、吐き戻しにも配慮し、汚れにも強さを発揮しているのでお手入れも簡単です。

すべり止めコーティング剤

すべり止め用のコーティング剤で床の性能をアップする方法もあります。キズがつきにくく、抗菌効果もあります。もちろん猫が舐めてしまっても安心。

コルク

コルク

獣医師がおすすめしているもうひとつの床材がコルクです。キズがつきやすいという点をのぞけばフローリングとともにもっともおすすめできる床材といえるでしょう。ペット用のコルクマットはキズがつきにくいものもあるので、自分に合ったものを選んでみてください。

メリット

  • すべりにくくなる
  • 騒音や衝撃をやわらげる
  • 調湿性と保温性を兼ね備えているので一年中快適に過ごせる
  • アレルギーの対策になり人間にも優しい

デメリット

  • キズがつきやすく、補修がやりにくい
  • 紫外線があたると変色しやすい

カーペット

カーペット

カーペットは猫にとって快適な床材の一つです。柔らかくて暖かい表面は、猫にとって居心地の良い場所です。ただし、毛の抜けやすさや臭いの吸着に関する注意が必要です。

メリット

  • 柔らかく快適な表面が猫にとってくつろぎの場所になる
  • 冬季などには暖かい表面が猫にとって好ましい
  • フローリングに比べて滑りにくいため、猫が安定して歩ける
  • 防音性に優れている

デメリット

  • 猫の毛がカーペットに絡まりやすく、掃除が手間になることがある
  • 猫の爪が引っかかりやすいため、傷つきやすくなる

クッションフロア

クッションフロア

すべににくく猫の足腰の負担を軽減することができる床材です。

比較的傷がつきやすい床材ですが、ペット専用のクッションフロアを選ぶことで、「キズがつきにくい」「臭いを軽減」など気になるお困りごとを解決できます。

メリット

  • 水拭きができ、お手入れが簡単
  • ハサミやカッターで簡単にカットできる
  • リーズナブルな価格帯なので、デザインを変えたくなったら数年ごとに張替えても大きな負担にはなりにくい

デメリット

  • 猫の爪などで表面が傷つきやすい場合がある
  • 部分的な交換がしにくい

ラグ

ラグ

ラグは猫の好みによっては人気のある床材です。柔らかい表面が猫にとってくつろぎの場所となりますが、毛玉やキズつきやすさに注意が必要です。

メリット

  • 表面がやわらかいので猫にとって快適
  • すべりにくいので、猫が安心して歩ける
  • 機能的なラグも販売されており、「洗濯機で洗える」ラグなら手軽に丸洗いできて清潔!

デメリット

  • 猫の毛や汚れがラグに絡まりやすく、掃除が手間になることがある
  • 猫の爪が引っかかりやすいため、傷つきやすい

畳

猫に畳??と思う方も多いとは思いますが、デメリットはペット専用の畳を選ぶことで解消できます。いくつか紹介しますので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

メリット

  • クッション性がありやわらかい
  • 夏は涼しく冬暖かい
  • イグサの良い香りでリラックスできる

デメリット

  • 粗相をしたときに臭いが残りやすい
  • 傷や汚れには対応しにくい

猫の爪とぎに強い畳「わんにゃんスマイル畳」

猫の爪とぎに強い畳「わんにゃんスマイル畳」

畳の部屋で猫を飼いたい方はこちらがおすすめです。

わんにゃんスマイル畳は、爪とぎに強いだけでなくアレルギーの原因となる菌やカビも抑制してくれます。

「わんにゃん3D肉球畳」

肉球を愛してやまない方にはこちらもぴったりです!適度なやわらかさがあり、撥水加工してあるので水分を弾きます。

「わんにゃん3D肉球畳」

 

タイル

タイル

タイルは耐久性と掃除のしやすさで知られています。猫が水をこぼしたり、トイレのミスをした際にも簡単に拭き取ることができ、お手入れがらくらく!ただし、冷たさや滑りやすさに注意が必要です。

メリット

  • 耐久性が高く、猫の爪によるキズつきや汚れに強い
  • 掃除が容易であり、水拭きや掃除機で簡単に清潔に保つことができる
  • 素材に染み込まないので、臭いが気にならない
  • 表面が冷たいので猫にとって夏は涼しく快適

デメリット

  • 冷たい表面が猫にとって不快に感じられることがある
  • 滑りやすい表面であるため、猫が安定して歩行できない場合がある
  • フローリングと比較すると費用が掛かる

それぞれの床材の特性を理解し、比較することで、自分の猫や生活環境に最適な床材を選択することができます。

床材の選択についてのアドバイス

床材の選択についてのアドバイス

床材を選ぶ際には、耐久性や掃除のしやすさだけでなく、猫の健康にも配慮する必要があります。猫が床材を噛んだり舐めたりすることがあるため、無害であることや猫の健康への影響も重要なポイントです。

  1. 猫の行動や好みを考慮する
    猫がどのような床材を好むかを考慮し、その特性に合った床材を選びましょう。猫が爪と爪を研ぐ習性がある場合は、傷つきにくい床材を選ぶなど、猫の行動に合わせた選択をしましょう。
  2. 掃除やメンテナンスの容易さを考慮する
    床材の掃除やメンテナンスが容易であることも重要です。猫の毛や汚れが付着しやすい床材は、掃除がしやすいものを選ぶことで清潔さを保つことができます。
  3. 耐久性を重視する
    猫が爪を研ぐことや遊ぶことで床材がキズつく可能性があるため、耐久性の高い床材を選ぶことが重要です。特に、猫の活発な遊びや爪と爪を研ぐ習性がある場合は、キズに強い素材を選ぶと良いでしょう。

床材のメンテナンス

床材のメンテナンス

床材を選んだ後も、定期的なメンテナンスが必要です。猫が生活する空間では、毛の掃除や爪と床材の関係に配慮したメンテナンスが重要です。さらに、猫の健康を考慮した掃除や補修方法も知っておくことが大切です。

  1. 定期的な掃除を行う
    猫の毛や汚れが付着しやすい床材は、定期的な掃除が必要です。掃除機やモップを使って、毎日の掃除を行うことで清潔さを保つことができます。
  2. 適切な掃除方法を選ぶ
    床材によって適切な掃除方法が異なります。例えば、フローリングやタイルの場合は水拭きが有効ですが、カーペットの場合は掃除機を使う方が効果的です。床材に合った掃除方法を選ぶことで、床材の寿命を延ばすことができます。
  3. 傷や汚れを早めに修復する
    床材にキズや汚れが付いた場合は、早めに修復することが重要です。傷や汚れが放置されると、床材が劣化してしまう可能性があります。適切な修復方法を使って、床材を美しく保つことができます。

猫のケア

猫のケア

  1. 健康管理
    定期的な健康診断やワクチン接種を行い、猫の健康管理をしっかりと行いましょう。猫が健康であれば、彼らの生活環境もより快適になります。
  2. 適切な栄養
    猫の特性に合った、栄養バランスの取れた食事を選んであげましょう。また、水を常に用意しておくことも大切です。
  3. ストレス管理
    猫はストレスを感じやすい生き物です。一緒に遊んだり、撫でたり、お手入れをしてあげて、ストレスを減らしてあげましょう。また、猫にとって安全で安心な環境を提供することも大切です。
  4. 愛情とコミュニケーション
    猫は愛情深い動物です。定期的に遊んだり、触れ合ったりすることで、猫との信頼関係を築きましょう。コミュニケーションを通じて、猫の幸福感を高めることができます。

床材の注意点

床材の注意点

床材には注意点もあります。キズや汚れがついた際の修復方法や、床材が猫に与える潜在的な危険についても知っておくことが重要です。

  1. 傷や汚れの修復 床材にキズや汚れがついた場合は、早めに修復することが重要です。傷や汚れが放置されると、床材が劣化してしまう可能性があります。適切な修復方法を使って、床材を美しく保つことが大切です。
  2. 安全のために 床材によっては、猫にとって危険な要素が存在する場合があります。例えば、ラグやカーペットの場合は毛が引っかかることがあり、猫が絡まってしまう可能性があります。「ループタイプ」は爪がひっかかりやすいので、「カットパイル」のラグやカーペットを選びましょう。
  3. 爪とぎ 爪とぎによる床材の傷つきが気になる場合には、爪とぎを置くなどして、爪とぎの場所を用意してあげることで軽減することができます。

まとめ

まとめ

SNSの普及により猫との暮らしがたくさん発信されるようになり、猫と一緒に暮らす人が急増しています。

この記事で家族の一員である猫にもわたしたち人間にも嬉しい床材を選ぶお手伝いができたのなら幸いです。フローリング、コルク、カーペットなどさまざまな床材がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。猫との生活環境や健康への配慮を大切にしながら、最適な床材を選んで、快適な猫との暮らしを楽しみましょう。

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